11月20日(土)~11月30日までの期間の内、5日間、大阪医専による学生実習があり、地域行事に参加いただきましたので、振り返りを数ページにわけてご紹介いたします。
まずは、最終日の実習を終えての報告発表会から。
場所は、中津福祉会館で行われました。
地域からの参加者は、花咲会長および各事業担当者、地域福祉コーディネーターが出席。また、11月に初開催された「中津まちの保健室」で場所提供で協力していただいたハイパー縁側(東邦レオ㈱)の方にもご出席いただきました。
会の冒頭、各学生からは、中津地区町別の特徴について調査した内容が発表され、各事業に対しては、担当者とのディスカッションの場も設けられました。
また、地域ケア会議(報告発表会のまとめ)では、「世代を超えて中津を住みやすい街にする為に必要なことは」をテーマに、下記の内容で発表がありました。
【中津の強み】
① 中津には、リーダーによる引率力がある。
② 地域住民同士助け合うのは当たり前という気持ちを持っている人が多い
③ 活動者同士のつながりが強い
④ 地縁組織や地域の枠を超えたつながりづくりが盛ん
⑤ 人との交流を求めている人も多い
【課題】
① 価値観の多様性や働き盛りの世代の地域活動への認知度、参加率の伸び悩み
② 働き盛りや若い世代に地域のつながりを作る大切さを伝える必要性
【今後の発展について】
① リーダーや主体的に地域活動に参加する人たちの後継者の発掘・育成が必要
② 妊婦から子育て世代までの切れ目ない関わりづくりの構築
③ 地域住民個人の特技を活かした、インフォーマル同士のつながりを強化
地域側からは、学校側としてもっと実習をしていただく機会が増えてほしい、学生さんも個人的でも地域行事に積極的に参加ください。という声がありました。
中津では、このように学校や企業とのコラボが、住民主体となって行われています。このような機会があることで、まちの賑わいづくりから、いざという時や有事の関係づくりにもつながっていくのではないかと感じました。
文:山田摩利子(地域福祉コーディネーター、中津担当)
【地域福祉コーディネーターとは】
年代を問わず地域にお住まいで支援を必要とする方のご相談をお受けし、必要な関係機関へつないでいく地域密着の相談窓口です。また、地域活動へのご案内やボランティアの推進にも取り組んでいます。
勤務場所:中津福祉会館 (中津3丁目4-37)
☎06-6371-7576
勤務曜日:月~金曜日
勤務時間:午前9:30~午後0:30
※会議や訪問活動などで留守にする場合もあります。